☆ 思いやり ☆ 優しさ ☆ 感謝 ☆ ============

「志通信」メールマガジン 2010.3 VOL.107

========================= Good Communication♪

■マイナスバネ

皆さんが、突然数十億の負債を
抱えることになったとしたらどうしますか?


とある会で講演をさせていただいた時、
そこの会長さんと「大変な時代ですね…」
と話をしていると、

「確かに難しい時代になりましたが、
私が会社を継いだときは、
どん底どころか大きなマイナスの
スタートだったんですよ」

とのこと。

後日会社にお邪魔して話を伺ってみると、
ある発明によって
業界で五本指に入っていた会社が、
環境の激変にのみ込まれて
売上が十分の一に激減してしまい、
父である先代社長からの要請があって
20代でその会社を継いだ時、
いきなり数十億もの借金を
抱えることになったそうです。


大学卒業後は、
畑違いの仕事をしていたこともあり、

「長男とは言え、なぜ自分が…」

と悩んだこともあったそうですが、

最後には『自分がやるしかない』と
腹を括ったそうです。


目の前の仕事に一所懸命取り組み、
降り掛かってくる難題を一つひとつ乗り越えて、
昭和40年代には
共産圏の国々と貿易を始めるなど、
大変な苦労をされながら
再建してこられたとのことでした。


「振り返ってみると、
マイナスの環境がよかったんですね。
どん底以下のスタートだったからこそ、
何とかしなければという
『マイナスバネ』が生まれたんです。

事業が順風満帆だったら、
このバネは身に付いていなかったと思います」

としみじみ語られていました。



■あわてない

「共産圏との貿易」というのも興味深くて、
さらにお聞きしてみたのですが、
したたかな相手が多くて、だまされたり、
損害を被ったことは数限りなかったとのこと。


そんな中で学んだのは、

『困ってもあわてない』

ことだそうです。


「例え目の前が真っ暗になったとしても、
いつかは光を見出せるのだから、
落ち着いて策を練ることが大切なんですよ」

と当時を思い出しながら
話をしてくださいました。


このように大変な危機を数多く経験されると、
滅多なことでは動じなくなるみたいで、
まさに「あわてない、あわてない」という
一休さんの境地のようです。



■頼まれ事

この会長さんは、中国と
何十年も前からお付き合いがあり、
ビックリするほどの信頼関係を築かれていて、
ビジネスだけでなく、日中友好の架け橋役
としても活躍されています。

中国との付き合い方について聞いてみると、

「んー、じっくりと腰を据えて付き合うことと、
頼まれた事を引き受けてみることですかね」

とのこと。


今でこそ、
留学生の受け入れは珍しくありませんが、
以前は相当大変だったそうで、
そんな地道な積み重ねが、
結局信頼を得ることにつながり、
今では昔お世話をした人達に
随分助けられているそうです。

正直言って当時は
「面倒な事を引き受けてしまったなあ」
と思っていたそうですが、
後で思わぬご褒美となって返ってきて、
人生の妙味を実感されたそうです。

やはり投げたものは、返ってくるんですね。


それと、少しテクニック的なお話も伺ったのですが、

「中国の人は、日本人とは違います。
彼らは必要に応じて芝居をすることがあります。
別に騙そうとしている訳ではないので、
その意図や背景を考えて話をするといいですよ」

と教えていただきました。


人生の先輩、
それも実践者のアドバイスはさすがです。

K会長、ありがとうございました!



■共に未来を!

バグジーの久保社長は、
一時期、倒産の危機にありましたが、
自らが変わることによって
乗り越えてこられました。

沖縄教育出版の川畑社長は、
自らのガン発病や経営の危機がありながら、
「人生の意味」を知って這い上がり、
今があります。

まさに「ピンチはチャンス!」

先程ご紹介した会長さんもそうですが、
逆境=マイナスバネを通じて、
人生のドラマが創られていくことは
間違いありません。


最近、経営者の方からの相談事が増えていますが、
私はいろいろなものを背負い、
孤独感を感じながらも
頑張っている経営者が大好きです。

そして、そんな経営者のサポートをすることが
私の使命であると自覚しています。


弊社の「経営サポート」は初回面談無料ですし、

http://www.kokorozashi.co.jp/consulting.html

ちょっと変わった「経営者向け便利屋サービス」
も用意しています。

http://www.kokorozashi.co.jp/benriya.html

経営者の皆さん、
共に幸せな未来を築いていきましょう!



■編集後記

以前、テレビで紹介されていた

「ほめられサロン」。

登録してみたら、ほめられまくって、
単純な私はテンションアーップ♪

http://homeraresalon.com/

元気を充電したい時に、
試してみてくださいね。



★(号外)親バカ進之助通信

小学校からの帰り道、
畑の端に咲いていたお花を見つけた進之助は、
農作業をしていた人に

「お母さんにあげたいので、摘んでいいですか?」

と了解を得た上で、
お家に持って帰ってきました。


うちのかみさんが

「綺麗なお花をありがとう!」

と言うと、

「花は心だねっ!」

と言いながら、ニコリとしたそうです。


我が息子ながら、やるなあ…(^.^)




----------------------------------------------------------
■登録/解除の方法/バックナンバー

http://www.kokorozashi.co.jp/
「志通信」メールマガジンは、
上記URLよりいつでも登録/解除可能です。

==========================================================
○「志通信」メールマガジン (不定期)

発行責任者 :田原 実 tahara@kokorozashi.co.jp
発行システム:このメールマガジンは、
インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』を利用して発行しています。
http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000068132)

【「志通信」の転送や転載、引用はフリーですが、
出典を明記してくださいね】

===========================================================