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「志通信」メールマガジン 2012.4 VOL.132
〜 Good Communication♪ 〜
■桜の木の下で
例年、年度初めのこの時期は
バタバタしてしまって
イベントにお誘いいただいても
なかなか参加できないのですが、
今年は大阪城公園で
お花見をすることができました。
約100名が参加したこのお花見は
大阪のお客様主催で、
昨年入社メンバーが朝早くから
場所取りをしてくれたお陰で
広〜いグッドポジションを確保。
風が冷たくて
寒い一日だったのですが、
温かいおでん&プチ焼肉、熱燗もあって
私はガッツリ日本酒をいただきました。
外で飲むと一段と美味しいですネ♪
■余興にて
飲み始めて一時間が経過した頃に
余興がスタート。
昨年入社の男性社員が女装して登場し、
その彼女(?)を
4名の男性社員が口説いて
優勝者を決めるというもの。。
「これまでいろいろなすれ違いがあったけど...」
というドラマ風アプローチや
「ねるとん紅鯨団」風の「お願いします」攻撃、
はたまた新婚の社員さんが
一緒に来ていた奥さんの目の前で
結婚指輪を外して告白するなど、
皆さんなかなか芸達者...(^^)
一番印象的だったのが、Kさんのケース。
「結婚して10年、
自分は仕事ばかりで、
家庭のことは全部お願いしていたね。
こんなオレに文句も言わず
支えてくれてありがとう。
いろいろあったけど
支えてくれてありがとう。
これからも、よろしくお願いします!」
と例の彼女(?)を無視して話し始め、
最後には、自分の奥さんのところへ
近寄って行って、握手を求めたんです。
テレながらも嬉しそうな奥さんの顔を見ていると、
年々涙もろくなっている上に
お酒の入ってみのえるの目にはじんわり涙が...。
その余韻にひたっていると
司会者は、4名の判定を開始。
拍手の数で決める予定だったのですが、
新婚さんとKさんの二人は僅差で
判定を下すことができなくて
「じゃあ、優勝者は
田原さんに決めてもらいましょう」
と突然私に振られました。
私が選んだのは...もちろんKさん。
豪華商品をゲットして
ガッツポーズなKさんなのでした (*^_^*)
後日、Kさんに
「カッコ良かったですよ〜」
と伝えると
「いや〜、恥ずかしかったんですけど
いいチャンスかなと思って、
思い切って言ってみました。」
とのこと。
Kさん、グーです!
これからも感謝でがんばりませう!!
え? みのえるは感謝の意を伝えているかって?
毎日ですよ〜(嘘)
■一人の一歩から
「福島ひまわり里親プロジェクト」を通じて
全国10万人を繋いだ
広島出身福島在住の半田真仁さん。
昨年何度か帰省された際に
私の友人を交えて食事をしたのですが、
その中の一人が渋谷晋太郎さん(通称:じょうるり)。
半田さんのお話に共感した彼は
「この人を応援したい!!」
という想いを持ちます。
そして作業療法士の彼は、
職場での理解を得て
緩和ケア病棟にひまわりの種を届けるのです。
下記は、じょうるりちゃんのブログより ↓↓↓
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2011年夏、広島県尾道市の総合病院にある緩和ケア病棟で
福島ひまわりプロジェクトの協力をさせてもらいました。
夏空の下、病棟のテラスに咲いているひまわりを
毎日病室から眺めるのを楽しみにされていたある
患者さまがおられました。
その方は、そのひまわりの種が福島から届いて、
育った種を福島の復興に役立てられる
プロジェクトのことを知り、
ご自身の残り少ない命を感じながらも、
未来を創っていく子供たちの幸せを祈り、
ご自身のブログに短歌を遺されて、
2011年9月15日に旅立たれました。
福島を想う記事は、
その方のブログの最期のものとなりました。
その方の最期となったブログを紹介します。
↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
病室の窓からベランダが見えます。
そこに向日葵があり風に揺れています。
ウィキペディアによると、
向日葵の採種は本当は花の萼片までもが、
完全に乾いた(枯れた)状態、
つまり花が枯れてから一ヶ月程度経ってから
採種するのが望ましいと言われています。
しかし、もっと早い時期、例えば花が下向きになって、
種子が褐色に熟していれば、
萼片が緑色のままで、枯れていなくても、
花首から切り取って、陰干しにすれば大丈夫なようです。
ところで、
いま台風12号の風に煽られている
べランダの向日葵は、ここの向日葵ではないのです。
3月11日に発生した東日本大震災に、
福島県民の皆さまは、大地震による直接的な被害と、
同時に発生した原子力発電所の事故によって降りそそいだ
放射性物質とどう向きあうのかという
2つの大きな試練を与えられる事になりました。
そして、これをどう乗り越えて行くかが
試されています。
津波や地震による直接的な被害は、
とてつもなく大変に大きいものですが、
努力次第では必ず元の姿を取りもどせる日が来ます。
しかし、放射性汚染物質という目に見えない不安を
取り除くことは容易なことではありません。
処理に関する問題を抱えこのまま何もしなければ、
このまま数十年たっても何も状況は
変わらないのではないでしょうか。
何もしなくても状況が変わらないのであれば、
何でもやってみるチャンスであると地域の人たちは考えました。
そしてひまわりの可能性にかけてみることになったのです。
ひまわりは夏に咲く花でありますので、
6月中にタネを蒔かないと間に合わないと焦りながら
このプロジェクトをスタートさせて、
全国のみなさまからたくさんのことを教えていただき、
そこから少しずつ改善を重ねてきました。
北海道のみなさまは6月末にて参加お申し込みを
締め切らせていただきましたが、
東北から九州地方のみなさまにはそれぞれの地域ごとの
タネ蒔き限界時期までこのプロジェクトへの
参加申し込みがありましたということです。
この公立みつぎ総合病院の里親プロジェクトも、
そのひとつです。
同時にそれは、如何なる状況であっても、
明日への希望を失わないという、
この病棟の理念と一つになったものだと私自身は考えました。
その上で、短歌は全くの素人である私が、
ご批判は覚悟の上で手慰みに三首ほどの駄文を並べてみました。
お目汚しにでもなれば幸いです。
「向日葵の 残り少なき日を告げて ホスピスの庭に降り続く雨」
「福島の 向日葵の種育てつつ 彼の地の子らの明日を憂う」
「丹精を込めて 育てし向日葵に 子らの明日に幸あれと託す」
以上、最期となったブログ記事の引用を
させていただきました。
http://nanjoh.blog34.fc2.com/blog-entry-190.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は私は、福島ひまわり里親プロジェクトの里親として
ひまわりの種を当院の緩和ケア病棟に
届けさせてもらっただけなのですが
その活動を理解し紹介してくれた
緩和ケア病棟スタッフの皆さんのおかげで
その患者さまは、福島ひまわり里親プロジェクトのことを知り
福島と日本の未来に
温かいエールを残して逝かれました。
ありがたいことに私は、この患者さまから
たくさんの大切なことを
学ばせてもらせてもらえました。
1.人間は、最期まで命を輝かせることができる
自身の残り少ない命を感じながらも
福島の子供たちや
これからの未来に温かい想いを馳せることができるという
人間の強さを学ばせてもらいました。
2.離れているからこそ、できることがある
この患者さまのご親族が
遺された短歌を短冊にして
福島に届けてほしいとの希望があったため、
チームふくしまの皆さんのもとに、届けさせてもらいました。
↓↓↓
東北から離れていても
「福島ひまわり里親プロジェクト」に
協力させてもらい、
ひまわりの種を届けさせてもらった場所で
「東北とこれからの未来」を想う温かい人々の想いを
東北に届けることができました。
これは、救援物資や義援金といった目に見える支援ではなく
“目に見えない心の支援”だと気づかせてもらえました。
けど、離れているから何もできない ではなく
離れているから こそ できることがある。
けど を こそ に変えるだけで
素敵なことが起こることを
学ばせてもらえました。
3.命のバトンを託された
この患者さまの最期となったブログ記事を
読ませてもらうたびに
いつも、自然と涙が溢れてきてしまいます。
その方の魂が宿った文章に触れると
私の魂が共鳴するのでしょうか。
この世の中が、誰かを思いやれる
より良い社会になるように
“動いてくれ”というメッセージを託された気がします。
これは、命のバトン だと感じています。
NPOテラ・ルネッサンスの鬼丸昌也さんが教えてくれた
「私達は、微力ではあるが、無力ではない」を心に刻み
動けるだけ、命を燃やしていきたいと
思っております。
ここまで ↑↑↑
じょうるりちゃんの思いは
さらに大きくなっていき、
今年の3月には一人で福島へ行き、
今月は広島と岡山で
「福島ひまわり里親プロジェクトを応援する会」
として半田さんの講演会を開催することに...。
講演会の主催は初めてとのことでしたが、
じょうるりちゃんの想いに共感された
里親さんその他約100名の方が参加されて
ステキな場になりました。
すべての出来事は、
「一人の一歩」からスタートすることを
証明してくれたじょうるりちゃんと
半田さん、ありがとうございます♪
■編集後記
地元広島を盛り上げたいと言いながら、
出張で不在にすることが多く
何もできていないみのえるちゃん...。
今月から
「自称:広島観光天使」
を名乗ります♪
まずは広島に遊びに来られた際の
オススメスポットをお伝えするところから
スタートしますネ。
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