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    「志通信」メールマガジン                  2000年1月 VOL.21

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■謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。80余年という短い人生の中で、「2000年」という記念すべき新年を迎えることができました。
一味違う新しい年の幕明けです。本年はこれまでにも増して元気良く頑張ります。
皆様ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。


■マゼラン

昨年の新春一月号では、厳しい経済環境における経営の舵取りを嵐の航海に例えましたが、今年も昨年同様に厳しい状況が続きそうです。
今から約500年前の1519年9月、ポルトガルの探険家マゼランは、東洋への近道を発見するために256名の乗組員を従え、5隻の船団で航海に旅立ちました。
当時は地球が丸いということはほとんど知られておらず、この航海の目的は、西廻り航路でインドネシア周辺へ向かう近道を探すことでした。
この時のマゼランは、結婚して2年も経っておらず、妻子を残して生死を賭けた船出をするには相当な決意があったものと思われます。
航海に出て3ヶ月後、ようやく見つけたと思った海峡がラ・プラタ川であったり、その後、南極に向かって進んだために嵐に巻き込まれ2ヵ月もほとんど前に進めなくなるなどの苦難が続き、船員達は次第に意気消沈していきます。
さらに食料が乏しくなる中で反乱が起き、水夫が殺され一隻の船が乗っ取られるという事件が起きてしまいます。
これらの事件は、マゼランの部下が主謀者を暗殺し、他の裏切り者を裁判にかけることによって一件落着しますが、その後も一隻が難破し、また別の一隻があまりのつらさに逃げ出してしまうなど次から次へと苦難が襲いかかります。
進んでも進んでも海峡を発見することができず、食料は尽き、ネズミや帆に張った牛の皮まで口にすることになります。
「本当に海峡はあるのだろうか」と疑心暗鬼になる中で、1520年10月ようやく海峡を見つけ出し、マゼランは世界一周の第一人者となることができたのです。

※マゼラン海峡
南アメリカ大陸南端とフエゴ島の間に位置し、太平洋と大西洋を結ぶ全長530km、幅は3〜24kmの海峡。


■感激

航海中は誰にも感情を表すことのなかったマゼランも、海峡を発見した時はうれしさの余り涙を流したそうです。
人間は、誰もが感激の涙を流す権利を有していますが、それは他から与えられるものではありません。
マゼランが多くの困難や苦しみに耐え切れず引き返していたとしたら、このような感激を得ることはなかったのです。
人が感激を得ようとするまさにその時、天や神は大きな試練を与えるのかもしれません。 言い換えれば、苦しくて「もう駄目かもしれない」と感じる時こそが、実は成功に最も接近しているのかもしれません。
「暗い夜は夜明けが近い」、「どん底の時こそチャンスがある」と言われます。
今年もいろいろなことがあると思いますが、是非多くの方と共に「感激」していきたいと思います。


■やまない雨はない

広島の「ザ・メディアジョン」という出版社の社長である山近義幸さんが、毎週「EN(縁)通信」という私信を出されています。
以前その中で紹介されていた「やまない雨はない」という文章をご紹介させていただきます。

「やまない雨はない」
やまない雨はない
朝の来ない夜はない...
「朝」を迎えてもらう人に朝は来ない
自分の方から「朝」を迎えに行こう
そう、すがすがしい「朝」を...


■考事縁

考事縁とは、「物事(の本質)を考えるご縁(きっかけ)作り」の意

●第21号では、「感激」を取り上げます。
かん‐げき【感激】
深く感動して気持が奮い立つこと。 「真情に触れて―する」 「―のあまり泣き出す」
(広辞苑より抜粋)

●上記の意味からすると、「感激とは深い感動の先にあるもの」と言えそうです。 人は元来、誰もが感激したいと思っています。
ミレニアムといういい機会です。ちょっと照れくさいと思われるかもしれませんが、感激を求めて仕事に熱く燃えてみてはいかがでしょう?

■編集後記

昨年よりホームページの制作関連業務に取り組んでまいりましたが、お蔭様でいろいろと声を掛けていただけるようになりました。
今年はより幅広いニーズにお応えするために、更なるチャレンジをいたします。
詳しくは改めてご案内させていただきたいと存じますが、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

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