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    「志通信」メールマガジン       2005.5 VOL.49

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■「売る」と「売れる」

売上の落ち込んでしまったハンコ屋さんが、
打開策としてあるチラシを考えて大成功しました。
もちろん「全品○%OFF」といった割引広告ではありません。

あなたなら、どのようなチラシを作りますか?

このハンコ屋さんが考えたキャッチコピーは、
「実印は親から子供への贈り物」というものでした。

そして、「実印は一生使うものであり、それも人生の重要なポイントで使うものです。
そして使う度に親のことを思い出すのです。」とのメッセージを付け加えたのです。

メッセージがお客様のハートに届いた時、「売る」から「売れる」に変わっていきました。
このお話は、先日フリーパレット集客施設研究所の藤村正宏さんに教えていただいたものです。
著書『藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ!』は分かりやすく実用的ですので、
オススメですよー。
(http://www.ex-ma.com)


■気が付いたら…

仕事の合間に時間が空くと、本を読んだり、新名所や知らないお店に
入ってみるようにしています。
仕事柄ほとんどのお店では「もっと○○したらいいのになー」と感じてしまうのですが、
先日、横浜みなとみらい地区のワールドポーターズをぶらぶらしていた時、
何気なく入ったお店はとても刺激的でした。

一見すると普通の雑貨屋なのに、中に入ると結構な量の書籍が置いてあります。
藤沢周平や寺山修司、村上龍などの小説があるかと思えば、素敵な詩集や絵本、
更には綺麗な写真集があったりと、ジャンルはバラバラなのに不思議なまとまりが
感じられるのです。

その時、丁度耳障りの良いレゲエバージョンのビートルズが流れていたのですが、
すぐ横のCD売場には「これが今流れているCDです」とのPOPがあり、
チャンスを逃していない所も流石です。

さらに本や雑貨など、あらゆる商品に手書きのPOPが付いていて、
それが妙に興味を引くので、ついつい足が止まり手に取ってしまうのです。

私はこの日、結局1時間以上お店に滞在し、気が付いたら本とCDを1万円以上
購入していました。(途中で携帯電話が鳴らなければ、もっと買っていたかも…)

このお店、ご存知の方も多いかと思いますが、「遊べる本屋」がコンセプトの
セレクトショップ「ヴィレッジヴァンガード」です。
(http://www.vvvnet.com/) 

私は何気なくこのお店に入って、その魅力にスッカリはまってしまったのでした。
まだ未経験の方は是非!「百聞は一見にしかず」ですよ。
BUT、同じ会社が展開する他のお店にも行ってみたのですが、
売場創りには店舗格差があるようです。
それと、このお店は主に20代を対象としていますのでご参考までに…。


■「伝える」と「伝わる」

「売る」と「売れる」の差と同様、「伝える」と「伝わる」の差も大きいですよね。
ビジネスにおいても、提供者や供給者がお客様に対して伝えているつもりであっても
伝わっていないことって少なくありません。

「演劇経験者」としての独自の切り口で、「表現力」を語る感動プロデューサーの平野秀典さん。
平野さんの公演では「感動とは探すものでもなく、発見するものでもなく、思い出すもの」
といった意味深いキーワードがどんどんハートに刺さってきます。
是非ご自身の五感で受け止めてみてくださいね。

明日から本屋さんに並ぶ新刊本「ハッピーエンドの作り方」も超GOODです。
そうそう、平野さんのHPで見つけた素敵な言葉を紹介します。

「できることを、今あるものを使って、今いる所から始めなさい。」
 アメリカ合衆国の第26代大統領 セオドア・ルーズベルト

「幸福になりたいのだったら、人を喜ばすことを勉強したまえ。」
 M・プリオール

(http://kandou-gift.com/)


■大きな玉ネギ

’89年にヒットした爆風スランプの「大きな玉ネギの下で」という歌をご存知ですか?
「大きな玉ネギ」とは日本武道館のことなのですが、ミュージシャンが晴れの舞台として
コンサートを行う武道館は1万人もの観客が収容できるそうです。

「一里塚華劇団」というインディーズバンドがあります。
メジャー契約は無く、スポンサーもいないので、普段は100〜150名程度収容の
ライブハウスを使用しているそうです。

このバンドの団長さんは、平野さんの弟分なのですが、知り合いのおじさんに飲んだ勢いで、
「一度武道館でライブをやりたいんですよね」と言ったところ、
「ホントにやりたいのならやってみなよ」とエールをいただいたそうで、
その言葉に感化された団長は「武道館ライブ」を決意したのです。

武道館を借りるには、数千万円ものお金が掛かることを後で知ったとのことで、
とっても無謀な話です。
周囲からは「やめておけー」、「今ならまだ遅くない」、「地獄への片道切符だ」等、
いろいろなことを言われたそうです。

ご本人も、ふと我に返ると弱気になってしまうことがあるそうですが、
それ以上に、自分を応援してくれるたくさんの人に後押しされて、
「腹のすわった大人に恐いものはない。なんとしてもやってやる〜!」
と一歩一歩前進されています。

「バカだなあ」と思われる方もあるかもしれませんが、
こんなハチャメチャな夢に一所懸命って、いいじゃないですか。

ライブは2006年2月4日。
よかったらあなたも応援してあげてください。

(http://www.ichirizuka.com/)


■編集後記

先日新聞の全面広告に「チーム・マイナス6%」が出ていましたね。
(http://www.team-6.jp)

今年もやります「エコスタイル」。
(http://www.kokorozashi.co.jp/eco-style/)
地球と人類の未来のために、あなたもご一緒にいかがですか?



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