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「志通信」メールマガジン 2006.9 VOL.65
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■背伸び
先日、仕事に関する相談事があったのですが、
色々とお聞きしていて、
この方が随分背伸びをされている事に気付きました。
もう少し具体的に言うと、
昔とっても輝いていた自分を、
つまり「過去の栄光」を忘れられず、
それが原因で現在の「今一つイケていない自分」を
受け入れることが出来ないでいるのです。
周囲の方は、過去ではなく
「今」の言動や結果を見ていますから、
どうしても評価が低くなってしまいます。
にもかかわらず、
本人には「デキる自分」のイメージがありますので、
低い評価に対して不満を感じ、
周囲との人間関係がうまくいかなくなっているのです。
スポーツの世界でも、
一流選手の記録が伸び悩んだり、低下が始まるのは、
新記録の達成やメダルの獲得がきっかけになることが多いそうです。
実際、過去に成功体験や受賞経験などの高い評価を得たことのある人は、
このようなパターンに陥ってしまうケースが少なくないようですし、
自分自身の力量を超えた「役職」や「地位」といった権力を持つ人も、
権力と自分の実力を勘違いしてしまい、
「背伸び」と同じ状況になっていることがあります。
「背伸びした自分」を演じていると、
一時的には誤魔化せたとしても、
いずれはほころびが生じて、
自分自身の持つイメージと現実とのギャップに
苦しむことになってしまいます。
(私で言うと、もっと痩せているつもりなのに…とか、
もっと髪の毛が多いはずなのに…という間違った認識が
悩みを増大させるのです…笑)
■自己認識
冗談はさておき、私自身、過去へのこだわりや
「社長」や「先生」という立場や役割に囚われて背伸びをしている自分に、
また自分の嫌な所や弱い所を見て見ぬ振りをしていた自分に気付くのに
相当時間が掛かりました。
(だって、凹みますし、
プライドはズタズタになるんですから、
なかなか素直に認めたくないんですよね…)
実際には、まだ気付いただけという段階かもしれませんが、
自覚症状があるだけ「少しはマシ」と言えるのかもしれません。
ソクラテスは「汝自身を知れ」、
また孫子は「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
という名言を遺していますが、
長所だけでなく、短所も含めて
「今現在の等身大の自分」を的確に把握し、
状況に応じてコントロールすることができれば、
様々な困難にも対処しやすくなりますし、
自己成長につながります。
また、謙虚さが生じて、
周囲にも感謝することができるのですが、
その逆は…考えるとゾッとしますね。
さらに付け加えれば、
自分のことを良く分かっている人は、
素敵な雰囲気を醸し出しているので、人が集まってきます。
逆のケースでは、
他人から見れば「頭隠して尻隠さず」で白けてしまうか、
「偉そうで威張ってばかり」という状態で、
他人が近寄って来なくなります。
そう考えると、
たくさんの友人知人やソウルメイトに恵まれているかどうかという点が、
自己認識できているかどうかのバロメータと言えるのかも知れませんね。
もちろん高い目標をめざして邁進するという「背伸び」を
否定しているわけではありませんので、
誤解のないようにお願いします。
■生きるということ
机を片付けていたら、
引き出しの奥からメモが出てきました。
「生きるということは、言葉を出すことであり、
良く生きるとは、相手が喜ぶ言葉を出すことです。
目の前にいる人が一番喜ぶ言葉を
無意識に出せる人が素晴らしい人なのです。」
「言葉は人格。
楽しいところ、嬉しいところ、喜ぶところに人は集まる。」
ん〜、誰のお言葉だったのでしょうか…。
■編集後記
昨年から、アウトドアに目覚めて、
あれこれグッズを購入していたのですが、
なかなか使う機会に恵まれせんでした…。(涙)
ようやく先日、高校時代の友人達と
家族連れの一泊キャンプを実現!(パチパチ)
運良く好天に恵まれ、食事を作ったり、
川遊びや昼寝をしながら、自然を満喫。
自分でテントを張って寝ると言うのは、
初めての体験でしたので、ワクワク♪
(中学・高校時代の林間学校を思い出しました〜)
驚いたのは、日没の早いこと。
「少し暗くなってきたなあ」と思っていると、
あっという間に辺り一面真っ暗に...。
夜は、ランタンの明かりの下で、
食事をしたり、ワイワイ話をしたり、
星空を見上げたりと楽しい一時を過ごしたのですが、
電気のない生活を体験し、普段の便利さに感謝することもできました。
それにしても、自然の中で五感を刺激されるっていいですね。
「エコ・モチベーション」が向上した二日間でした。
次回は、丸大ハムさんのCM
「腕白でもいい、たくましく育って欲しい!」
のハム丸焼きを再現する予定です。
(懐かしいでしょー)
★(号外)親バカ進之助通信vol.18
私が布団に入ってまぶたを閉じると、
背後から誰かが近寄ってくる気配が…。
そして、耳元には「はぁ〜、はぁ〜」という荒い息遣いが聞こえてきて、
誰かが私のうなじを…。(助けて〜)
そうなんです。
進之助は散髪したばかりの私の刈り上げ部分が大好きで、
近寄ってきて触るんです。
私が「誰がさわるんじゃ〜」(←広島弁です)とくすぐると、
進之助が「キャ〜」と逃げ回るというのがいつものパターンなのでした。
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