今月の一冊
植松電機1 「夢に向かって」植松努物語
株式会社インフィニティ 733-0003 広島県広島市西区三篠町2-3-22 http://www.kokorozashi.co.jp/
植松電機とは日本で唯一ロケットを生産している北海道の零細企業。
大企業でもなく、高学歴なエンジニアなどが存在する訳でもない企業です(植松電機に対して失礼な書き方でスミマセン)。
過日開催された日本ロレアル社主催のサロンブランディングセミナーで、同社専務の植松努講師が講演しており、瞬時にファンとなりました。
自身の人生経験から得られたコトバを発しているから、そこに重みが生じ、結果、心にグサグサ突き刺さるキーワードが多いのでしょうか。
で、その植松氏の講演中に紹介されていたのが、この植松努物語です。
マンガなので短時間で植松氏の経験を共有するには最適。
一番印象深いのは、次の部分。
「何かをはじめようとする人に対しては『どうせ無理』と言うのではなく『だったら、こうしてみたら』とアドバイスを送り続けると世の中が凄い勢いで良くなっていく」
コトバの重要性を説いていると思うのですが、案外多いのが「無理」という口癖。
無意識に発する方から深刻な人まで、いろんなシチュエーションで聞こえてきます。
根拠が明確ではないにも関わらず、みずから限度を設定している方が多い職場など、この植松努物語は、スタッフ教育の一環としてもオススメ。
もちろん、ウエイティングスペースに置ける一冊ですよ。
そうそう。植松氏は講演の中で「どうせ無理、禁止条例を設定したい」と話していましたが賛成です。
理容業界の場合、洗髪設備の設置を各自治体単位の条例で義務付ける働きを行っており、そのノウハウを地域活性化の一環としても活用できる方法があります。
「どうせ無理の言葉は禁止」も条例で義務化してみては、どうでしょうか。
これこそ、組織力が強い理容業界だからこそ可能な地域貢献の第一歩でもあると考えます。
無理ですかね?